佐藤康子(ソプラノ)Yasuko Sato/Soprano
相愛大学音楽部声楽科卒業、同大学声楽研究生終了後、東京芸術大学大学院オペラ科修士号を得る。荘田 作、故柴田睦陸の両氏に師事。日伊コンコルソに優勝し、
渡伊を前に藤原歌劇団公演「ドン・ジョバンニ」のドンナ・アンナ役に抜擢され、日本のオペラ界にデビュー。
その後ミラノに在住し、アデリーナ・カンビ
のもとで研鑽を積み、パルマ国際ヴェルディコンクール1位なし第2位、レッジョエミリア国際コンクール、ヴィオッティ国際コンクール、ロニーゴ国際コンクール各入賞など数々のコンクールに優勝、入賞する。
1970年にはカラカラ浴場跡でのローマ歌劇場夏季公演「アイーダ」に日本人で初めてアイーダ役でイタリアデビューを果たし一躍脚光を浴びる。
その後イタリアのみならずヨーロッパ、南米でもその活躍ぶりは認められており、特にオペラ「蝶々夫人」では今日まで200回以上の公演回数を誇り、その他のオペラを合わせると300回以上プリマドンナとして意欲的なステージ活動を展開している。
また日本では一時帰国を繰り返しながら、各地でのリサイタルをはじめ藤原歌劇団公演、NHKニューイヤーコンサート等で活躍している。
持ち前の美声と本場イタリアで培われた豊かな表現力、その魂は聴くものを感動の渦に巻き込んでしまう。2002年4月より相愛大学音楽部教授。
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(1)この国にうまれなかったら、傑はホセ・カレラスのはずだった!
(2)神に与えられた才能と ほんの少しの努力。 これが本当の歌う歓び!
(3)日本中のテノールよ、嫉妬しろ! 井上道義 (指揮者、テノール発掘人) |
「米沢傑 テノール コンサート」CD より 井上道義 評 |
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米沢 傑(テノール)Suguru Yonezawa/Tenor
鹿児島大学医学部卒業。現在、同学部教授(病理学第二講座)。日伊声楽コンコルソ入選、太陽コンコルソ・カンツォーネ・イタリアーナ優勝、日本クラシック音楽コンクール第1位グランプリ受賞。
「蝶々夫人」や「カルメン」等オペラの主役、NHK教育テレビ「第九をうたおう」(指揮・井上道義氏)のソリスト、サントリーホール、オーチャードホール等での新日本フィル「第九」をはじめ、全国各地でのベートーベン「第九」、ヘンデル「メサイア」、
プッチーニ「グローリアミサ」、ロッシーニ「スタバト・マーテル」等多数の演奏会でのソリストを務め、
井上道義、大友直人、若杉弘、小林研一郎、トーマス・サンデルリンク等の著名な指揮者、ならびに、日本フィル、読売日響、京都市交響楽団、札幌交響楽団等の主要オーケストラと共演、また、世界的ソプラノ歌手の松本美和子氏ともしばしば共演、
大好評を博し、イタリア、米国、韓国でのコンサートでも大成功を収めている。
98年発行のCDは巨匠ロリン・マゼール氏に絶賛された。2000年の大阪「ザ・フェニックスホール」でのリサイタルでは総立ちとなった聴衆から拍手喝采を浴び、2001年に出演したNHK-FM「名曲リサイタル」には全国から大きな賞賛が寄せられ、
霧島国際音楽ホールでのリサイタルでは関東や関西から鹿児島に観客が訪れるという「逆現象」をつくりだした。
2002年1月には、ルーマニアでの「日本・ルーマニア国交100周年記念ニューイヤーコンサート」で、尾崎晋也氏指揮・ルーマニア国立トウルグ・ムレッシュ交響楽団と共演、その好演は再度の共演を依頼されるほど現地での話題となり、
地元音楽誌からも、「これまで、この劇場で歌ったテノール歌手の中で最高」との高い評価を得た。板橋勝、池端ミチ子、ジェームズ・シュワバッカー、松本美和子の各氏に師事。
平成10年度鹿児島県芸術文化奨励賞受賞。日伊音楽協会会員。医学博士。 |
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今岡淑子(ピアノ)Yoshiko Imaoka/Piano
相愛大学音楽部ピアノ専攻卒業及びピアノ研究生終了。片岡みどり氏に師事。ザルツブルグ、シオン各地におけるH.ライグラフ、F.W.シュヌア各氏のマスタークラスを受講。ソリストとして各地でリサイタル、大阪フィル、名古屋フィル、関西フィル、相愛オケとの協演、
声楽、器楽、合唱の伴奏者、オーボエのT.インデアミューレら内外の演奏家と共演するなど多方面で演奏活動を展開している。また'97にはシベリウスの生誕地フィンランドのハメーンリンナにおいてシベリウス協会主催でピアノ2台によるシベリウスの交響曲第2番をシベリウスの曾孫らの前で演奏し好評を得る。
'88、「音楽現代」新人賞。'90、宝塚ベガ音楽コンクールピアノ部門第3位入賞。現在、相愛大学、武庫川女子大学各音楽学部講師。
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