河合隼雄 Kawai Hayao (フルート奏者、文化庁長官)
1928年兵庫県生まれ。臨床心理学者。京都大学名誉教授。京都大学教育学博士。2002年より文化庁長官。
1952年京都大学理学部卒業後、アメリカ留学を経て、スイスユング研究所で日本人として初めてユング派分析家の資格を取得。
日本におけるユング分析心理学の理解と実践に貢献。1982年『昔話と日本人の心』で大佛次郎賞、1988年『明恵
夢を生きる』で新潮学芸賞。 その他『中空構造日本の深層』、『とりかへばや、男と女』など著作や論文は多数あり。
近著として『ナバホへの旅 たましいの風景』、『臨床心理学ノート』、『神話と日本人の心』などがある。
故小渕首相の私的諮問機関「21世紀日本の構想」懇談会の座長、教育改革国民会議委員、文部科学省顧問をつとめるなど、日本の政治、教育に幅広く貢献している。
1995年紫綬褒章受賞、2000年文化功労賞。一度やめていたフルートを58歳から水越典子氏のもとで習いはじめる。2007年7月19日逝去。 |
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水越典子 Mizukoshi Noriko (フルート奏者)
京都市立芸術大学音楽学部器楽科卒業。川口勝治郎、白石孝子、伊藤公一、植村泰一の諸氏に師事。1972、73年、「なにわ芸術祭新進音楽家競演会」に出演。1981、83、85年、京都にてリサイタルを開催。1984年、86年、87年、ギターの藤井眞吾氏とデュオ・コンサートを開催。1988年より室内楽シリーズ「フルートのたのしみ」を、1997年より小品シリーズ「フルートのこかげ」を主催。
テレマン室内管弦楽団、京都室内楽合奏団と協演するなど、独奏、室内楽を中心に幅広く活動している。2001年大阪文化祭賞奨励賞受賞。現在、日本フルート協会常任理事。 |
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河野美砂子 Kohno Misako (ピアニスト)
京都市立堀川高校音楽科、京都市立芸術大学卒業。井上直幸氏に師事。1983年〜84年ウィーン国立音楽学校のエリック・ウェルバ教授の歌曲伴奏のクラスに通う一方、フライブルクのE.ビヒト=アクセンフェルト女史のもとでさらに学ぶ。帰国後、ソロ、室内楽を中心に、オーケストラとの共演、通奏低音(チェンバロ)など、活発な演奏活動を行う。ベートーベン「ピアノとヴァイオリンのためのソナタ」全10曲、同「ピアノとチェロのためのソナタおよび変奏曲」全8曲のほか、89年より94年なで<シューベルトとシェーンベルク>と題して、全五回のソロリサイタルシリーズを開催。95年にはそのまとめとして、二晩にわたるリサイタルを、京都、大阪、東京にて開催。フォルテピアノ(初期のピアノ)にも興味を持ち、シューベルトの室内楽演奏会を行う。88年淡路島国際室内楽コンクール優秀賞。京都市立芸術大学音楽学部、京都大学医療技術短期大学部非常勤講師。95年第41回角川短歌賞。 |