ジョン・健・ヌッツォ(リリック・テノール)John
K. Nuzzo tenor/Lyric Tenor 東京生まれ。日本人の母、アメリカ人の父をもつハーフ。小学校時代からソリストとしてコンサート、ミュージカルに出演。東京セントメリー・インターナショナル・スクールを経て、
南カリフォルニア・チャップマン大学音楽学部に留学、パトリック・ゲーザー氏に師事。在学中、アリタリア国際声楽コンクール第2位、ロサンゼルスNATS声楽コンクール第1位、パサデナオペラ声楽コンクール第1位,
各入賞。大学卒業後、Orange County Master
Chorale の バッハ「口短調ミサ曲」のソリストに抜擢されデビュー、ロサンゼルス・タイムズ紙で絶賛される。以後、ベルリオーズ「レクイエム」、モーツァルト「レクイエム」、ヘンデル「メサイア」、
ベートーベン「第九」他に出演。オペラではモーツァルト「コシ・ファン・トゥッテ」のフェランド役でデビュー。
1993年、ロサンゼルス・ヤング・アーティスト・オブ・ザ・イアーに選ばれる。
1995年日本に帰国後、日本声楽コンクール第1位入賞。
2000年9月、ウィーン国立歌劇場のテノール歌手として専属契約を結びデビュー。
2001年1月、ヴェルディー週間のオープニング「スティフェリオ」のラファエレ、
2月にはブリテン「ビリーバッド」のプレミエにノービス役で大好評を博す。その活躍が認められ、オーストリア国内から毎年二人のみが選ばれる2000/2001年度の芸術新人大賞
エバーハート・ヴェヒター・メダルを受賞。
2001年はウィーン国立歌劇場にて、プッチーニ「ジャンニ・スキッキ」でリヌッチョ役、ウィーン・フォルクスオーパーにてバーンスタイン「ウェスト・サイド・ストーリー」のトニー役で出演。さらに2002年夏、ザルツブルグ音楽祭でカンダウレス王に出演。
2002年はウィーン国立歌劇場にて、グノー「ロメオとジュリエット」のティバルト役が加わり、
2003年4月にはレバインの指揮でメトロポリタン・オペラのデビューを果たす。
リリック・テノールの甘い歌心に魅了されるファンも多い。その感性豊かな歌声が今、注目されている。
|